JCL Consultingがサポートさせて頂き転職に成功された皆様に、転職活動の経験を語って頂く転職成功者インタビュー。
今回は、看護師から医療機器メーカー営業へ転職されたTさんに、井口がお話を伺いました。
井口：前職までのご経歴、業務内容を教えてください。
Tさん：大学卒業後、看護師として大学病院に就職し、3次救急を担う救命救急センターへ配属されました。
脳血管障害や心血管疾患、消化器疾患、高エネルギー外傷、熱傷等、多岐にわたる診療科、様々な症例がある中で、日々刻々と変わる患者状態に合わせ、バイタルサインの測定や薬剤投与・管理、人工呼吸器・CRRT・体外循環といったME機器のモニタリング・管理等、全身管理・急変時対応をしていました。
井口：転職を考えた理由は何だったのでしょうか？
Tさん：3次救急を担う現場はその仕事を通してしか経験できないことがたくさんあり、貴重な時間だったと思います。
一方で医療の最前線にいるはずが、症例の領域が多岐に渡っていることや、患者様のことだけでなく他の業務に追われることで、看護師としての自分を見失っていました。最新の治療法や機器が導入されても医師の指示のままに治療に携わっている現実に、本当の意味で最新の医療を理解しきれていないことを実感していました。
もっと専門的にその分野に特化し、医療従事者のサポート側として、情報発信や技術提供、アフターフォローを通し、最新の医療の発展に貢献したいと思い、その形の理想が医療機器業界ではないかという結論にたどり着きました。
また、生涯仕事を続けるとして、看護師としてずっと夜勤ありのシフト制の勤務で働き続けられるのかという不安もあり、仕事を頑張りながらライフワークバランスを整えられる環境を求めたのも理由の一つです。
井口：転職活動においては何を、どのように利用しましたか（転職サイト、人材紹介会社、人脈など）？また、JCLを知ったきっかけや、エージェントとして選んだ理由を教えてください。
Tさん：幸いにも周囲に実際に医療機器業界へ転職している知人がいたため、その方に実際の業務内容やどのように転職をしたか話を聞くことから始めました。その中でJCL井口様を紹介していただき、サポートいただくこととなりました。
その他、インターネットの検索やInstagramの広告等から医療機器業界専門の転職サイトや人材紹介会社への登録を数社していましたが、初回の面接のみで具体的な応募にはつながらず、実際の求人への応募や面接対策等、本格的なサポートは井口様のみにしていただきました。
井口：応募企業はどのような基準で決めましたか？また、選考結果はどうでしたか？
Tさん：一番興味のある分野は循環器でしたが、営業未経験であることから、自分の経験を活かすことができそうな分野には選り好みせず挑戦することにしました。
入社希望時期もあり、応募できる企業が限られていましたが、井口様の交渉で窓口を広げていただき、2社応募し、そのうち1社から無事内定をいただきました。
井口：最終的に入社企業に決めた理由は何でしたか？
Tさん：正直、営業未経験であることから御縁があった企業様には迷わず入社しようと腹を括って転職活動に挑んでいました。しかし、実際に面接でのやりとりを通し、こんな方々と一緒に働いてみたいと自然と思うことができました。
具体的には、若年であり営業職としてもすぐに即戦力になるわけではない私の人柄やこれまでの看護師としての経験をくみ取ってくださったこと、そのうえで一緒に頑張っていこうというメッセージが強く伝わってきたことが決め手となりました。
井口：JCLの転職サポートについてのご意見をお聞かせください。
Tさん：本当に親身にサポートしていただきました。
新卒時の就職活動は病院のみであったため、実際に企業の中途採用試験を受けることに漠然とした不安がありました。
また、病院というある意味特殊な機関でしか勤務してこなかったため、自分の意見が凝り固まっているのではないか、自分には企業に採用されるような才能やスキルはないのではないかという懸念、また多忙な勤務の中で転職活動を両立できるのかという心配もありました。
しかし、井口様は丁寧に私へのヒアリングをしてくださり、私の考えや気持ちをくみ取って、それが最大限に生かせるように面接をご指導いただきました。
また、実際に受ける企業様の特徴や営業職の具体的な働き方等も詳細に教えていただいたので、実際に働く自身を想定しながら面接に臨むことができ、より面接官の意図に沿った回答ができたように思います。
井口：同じような環境にいて転職をしようとする方にアドバイスをするとしたら？
Tさん：転職活動はエネルギーをとても使い、決して気軽にできることではないと思います。
医療機関と企業では考え方や環境が大きく変わることへの不安はもちろん、自身のこれまでの経歴や人格、強み等、セールスポイントがどこか考える過程は想像以上に辛く苦しいものがありました。
それでも私が頑張ることができたのは井口様のサポートはもちろん、自分や周囲の環境を変えたいという思いからです。新しいフィールドで頑張りたいという信念があればそれを形にすることができると思います。
井口：今後の抱負などあればお聞かせください。
Tさん：入社してからはビジネスマナーや製品知識、営業としてのノウハウ等をとにかく吸収していい意味で営業に染まっていきたいと思います。
その後は看護師経験を持つ者としての目線を織り交ぜながら、患者様、医師やコメディカルといった医療従事者に信頼していただき、唯一無二の営業になれるよう自身をブランディングできたらいいなと思っています。
きっと挫折することもあると思いますが、めげずに救命で培った雑草魂で頑張り抜きたいです。
