注目企業特集:エレクタ株式会社 ニューロサイエンスソリューションズ ビジネスリード 村上雅和 様 インタビュー

エレクタ社村上様インタビュー
この記事を書いた人
顧問 松本英嗣

医療業界専門エージェント、JCLコンサルティングの顧問。医療機器業界で営業、マーケティングを経験した後、JCLコンサルティングを2005年に設立し現在に至る。

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Interviewee:
エレクタ株式会社 ニューロサイエンスソリューションズ ビジネスリード
村上 雅和 様

ご経歴:医療機器メーカーのサービスエンジニアを経て2002年にエレクタ株式会社に入社。治療計画装置のアプリケーションエンジニア、ガンマナイフの製品マーケティングを経て2020年より現職。

キャリアの節目で会社に引っ張ってもらった

松本:村上様、本日はよろしくお願いします。まずは、村上様のこれまでのご経歴をお聞かせ頂けますでしょうか?

村上様:フィールドサービスとして医療機器メーカーに新卒入社し数年経験を積んだ後、2002年エレクタに入社しました。まずは、治療計画装置のアプリ―ケーションエンジニアとして10年程、ソフトウェアのインストールから操作説明、修理まで行っていました。

その後、ガンマナイフ担当プロダクトマーケティングとしてニューロサイエンス事業部へ異動し5年程従事しました。そして3年前に現在のポジションであるニューロビジネスリードに就任し、ニューロサイエンス事業部全体の数字の責任を持ち、マーケティング、販売戦略から営業サポートまで幅広く管轄しています。

 

松本: アプリケーション職として入社され、その後マーケティング、そしてビジネス全体を見るポジションと順調にキャリアチェンジ、ステップアップをされていらっしゃいますね。

村上様:お客様が求めていることきちんと理解してそれに応えながら仕事をしていけば、お客様から必要とされますし、社内の関係者からも、自分がアプリケーションなら例えば営業から評価されるようになります。

そうなると自分でも自然と次のステップを考えるようになります。

いわゆるキャリアの節目ですが、そのタイミングで具体的に自分からアクションを起こしたというよりは、会社に引っ張ってもらった、という事だと思います。

エレクタ社村上様インタビュー1

エレクタは人事評価制度も整備されていますし、社内公募のオープンポジションなどもあります。自分から会社に働きかけることによって志向するポジションを得やすい環境になっていると感じます。

周囲のサポートと整備されたトレーニング環境

松本:アプリケーションからマーケティングに異動された時には、マーケティングの知識やフレームワークなど、新たに吸収すべきことがいろいろあったと想像しますが。

村上様:その点は苦労しました。アプリケーションの場合、どちらかというとお客様目線で考える事が多いのですが、一方でマーケティングの場合、会社目線で考えなければならない部分も大きくなる。そのバランスを自分のなかで取るのが非常に難しかったですね。
あとマーケティングにおいては、論理的かつ戦略的にプランを立てて実行していかなければならなかったので、最初は戸惑いました。

 

松本:そういったマーケティングに必要なスキルや考え方の吸収は、もちろんご自身でも行われたと思いますが、会社からもサポートがありましたか?

村上様:先輩や上司からマーケティングの考え方について教えて頂きましたね。とはいえ実務をしながら自分で吸収しなければならない部分も多く苦労しました。その点、現在は社内でeラーニングなどのしっかりとしたトレーニングが整備されています。

 

松本:現在は、ニューロサイエンスビジネス全体を管轄されているということで、また新たなチャレンジがあったと思うのですが、今までと異なる点はどういったところでしょうか?

村上様:マーケティングでは、お客様のために製品を導入する、製品の良さを知ってもらう、治療の啓蒙をするというところに重きを置いていました。一方で、現在のポジションは事業部内の受注や売上まで責任を持たなければならない。

そのためにはエレクタのグローバルに日本の商流を理解してもらい、価格設定の背景にある事情を納得してもらう必要があります。そういった交渉に関わる部分は新しいチャレンジだと思っています。

エレクタの魅力は、製品、お客様、そしてチャレンジできる環境

松本:ありがとうございます。次に村上様の考えるエレクタの魅力について教えてください。

村上様:3つあります。
1つ目は、製品それ自体です。エレクタの製品は、患者さんを放射線で治療する医療機器です。職種によっていろいろな関わり方がありますが、製品を通じて社会貢献できるという点は非常に魅力的であると思いますね。

エレクタ社村上様インタビュー2

2つ目は、スーパースペシャリストと仕事ができることです。エレクタの治療技術は患者さんに提供されますが、その前にエレクタのお客様となるのは医療関係者です。特に脳外科医などの自分とは全く違うスキルを持っている、いわゆるスーパースペシャリストと仕事ができるという点は、とても良い刺激になります。

3つ目は、チャレンジすれば可能性が大きく広がるところです。自分がやりたいことに対して、良い提案ができれば採用されることも多いです。変化を恐れない会社ですので、積極性がある人にはもってこいだと思いますね。

 

松本:アイディアがあってやる気があっても、スタッフレベルではサポートがないとなかなか実現までもっていけないケースも多いと思いますが。

村上様:会社は協力的だと思いますし、メンター制度もあり自部署の上司との1対1の面談だけではなくて、他部署のメンターと相談する機会もあります。そういうサポートがあるのも、チャレンジや新しいアイディアが受け入れられやすい理由かなと思っています。

あとは経営戦略室という特設部署もあります。会社の課題解決、例えば従業員満足度を上げるための施策や、顧客満足度を上げるための取り組みを話し合う部署です。課題によって有志を募る形になっていまして、メンバーは私みたいな人もいれば、入社1年目の方もいらっしゃいます。そういう意味では、若い方にも間口は広く取られていてボトムアップを促進する仕組みがありますね。

 

松本:村上様がその経営戦略室に手を挙げられたのは、どういった意図があったのでしょうか。

村上様:私は販売台数の促進を目的としたワーキンググループに入ったのですが、まずは現在の業務に直結しますし、参加している自分の事業部以外の人と経営戦略的なことをお話することで、私の部署にもいいフィードバックができると思ったからです。

他部署と連携して会社を良くしようというのは、すごく自分の性に合っていると思いますし。

 

松本:放射線治療機器市場においてエレクタ社が優位に立つ点、魅力ある点というのはどういったところでしょうか?

村上様:エレクタは他社にない製品を含めた幅広い製品群を持っています。

ですので「自分の病院は放射線治療においてどのような施設になりたいのか、どのように差別化をしていきたいのか」という、それぞれのお客様が持つ多様なニーズに応えることができる、つまりはお客様のパートナーになれるような提案ができる点が強みですね。

エレクタは「人を正しく評価してくれる会社」

松本:村上様はもう20年以上エレクタ社にいらっしゃいますが、転職機会も多い医療機器業界で、ご自身が今までずっとエレクタ社で続けてこられた理由は何だと思いますか?

村上様:まず第1に、エレクタが人を正しく評価してくれる会社であるという点です。

今でこそ自分のキャリアプランを会社に提出するという仕組みがありますが、私の場合は、自分をしっかり見てくれて、評価してくれた人がポジションを上げてくれました。

エレクタで私と同じくらいのキャリアの人もいるのですが、おそらく皆同じ感覚を持っているのではないでしょうか。

あとは製品力ですね。例えば私の部門が担当するガンマナイフという医療機器は、使用することにより患者さんを治せることはもちろん、病院も潤い、使っている先生方も満足して頂けるということで、その良さを実感できる製品です。良い会社、良い製品に恵まれているというところも長く続けられている理由だと思います。

 

松本:今後エレクタ社で、ご自身としてどういった事を成し遂げていきたいですか?

村上様:私は入社して20年以上勤務し、今のポジションにいます。若い社員たちにエレクタはきちんと評価してくれる会社だということを理解してもらい、自分のように長く在職してもらうための働きかけをしていきたいと思っています。

社員がエレクタを良い会社だと思ってくれて従業員満足度が上がる。そうすることで結果としてお客様の満足度も上がると考えていますので。

積極的に他の社員やお客様に関われる人に来てほしい

松本:ありがとうございます。最後に、どういう人がエレクタ社にフィットすると思われますでしょうか?

村上様:積極性を持って他の社員に関われる人、お客様に関われる人ですね。エレクタには、「ここからここまでがあなたの仕事です」というきっちりとした線引きが、あるようでないようなところがあります。多岐にわたって他部署と協力、連携して仕事をしなければいけないので、各部署の仕事の線引きがある意味あいまいになるんですね。

その点をチャンスだと思ってお客様、社内の人間に積極性を持って関わってくれる方は、部署間の架け橋にもなってくれますし、ご本人の仕事の見識も上がってきます。
そういう方はキャリアにおいてもステップアップしていけるんじゃないかなと思います。いろんなことを吸収したい、見識を広げたいという人にとっては、すごくチャンスのある会社じゃないかなと思います。

 

松本:本日はありがとうございました。

村上様:ありがとうございました。

 

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