注目企業特集:エレクタ株式会社 テックサービスCSリニアック 富山龍之介 様 インタビュー

エレクタ富山様インタビュー
この記事を書いた人
顧問 松本英嗣

医療業界専門エージェント、JCLコンサルティングの顧問。医療機器業界で営業、マーケティングを経験した後、JCLコンサルティングを2005年に設立し現在に至る。

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Interviewee:
エレクタ株式会社 テックサービスCSリニアック
富山 龍之介 様

ご経歴:17年間、自動車販売会社にて整備士として勤務し、最終的には工場長を務める。2022年にエレクタ株式会社へ入社し、現在フィールドサービスエンジニアとして勤務。

 

松本:富山様、本日はよろしくお願い致します。まずは、富山様のこれまでのご経歴をお聞かせ頂けますでしょうか。

富山様:工業高校の機械科を卒業し、自動車整備専門学校に入学しました。2年の課程を修了して、自動車販売会社に整備士として入社しました。同社で17年勤務し、最後は工場長を務めたのちに、2022年にエレクタに転職し現在に至ります。

エレクタではフィールドサービスエンジニアとして放射線治療装置の点検、突発的な修理対応、装置が新しく入った時の据付作業などに従事しています。西日本のチームに所属し、ホームオフィスで勤務しながら中部地区を担当しています。

 

松本:なぜ自動車業界から医療業界のエレクタ社に転職されたのでしょうか?

富山様:自動車ディーラーで最後は工場長を務め、ある程度やり切った感がありましたし、10年、20年先を考えた時に、自動車業界の将来性に疑問を感じてもいました。
そんな時期にあるきっかけがあり病院にお世話になることがあったのですが、その経験から医療業界に魅力を感じるようになりました。

そこから医療関係の転職先を探すようになり、エレクタのことも知りました。自動車業界においては、欧米の車は、最新技術において国産車より2、3歩先を行っているのが現状です。エレクタは放射線治療機器の分野において、同じように最先端の技術を用いた競争力のある製品を展開しているということで興味を持ち、結果的にご縁を頂き入社しました。

 

松本:エレクタに入社後、新しい製品の知識などを勉強する必要があったと思います。入社してからの研修は、どういったものでしたか?

富山様:本社での座学から始まり、各地での基礎的な研修、OJTと続きます。研修は現場に出るようになってからもプログラムに沿って行われており、今年も栃木の研修センターで1週間、オンラインで1週間という形で受講しました。

装置のパーツ点数がかなり多く、故障した時にどこを見ていくかという点に関して、自分自身もまだまだ勉強しなければいけないと感じています。また、ソフトウェアの領域に関しても、車業界ではほとんど触ってこなかったので、これからもっと学んでいかなければならない部分です。

エレクタ富山様インタビュー1

知識を1つ得るたびに、また次の壁が出てくるという感じですが、それを1つ1つ乗り越えていけば確実に成長できると思いますので、現在知識がないことをネガティブに捉える必要はないと思っています。

 

松本:エレクタ社のエンジニアとして1年ほど勤務されましたが、働く環境としてはいかがですか?

富山様:自動車整備の場合、暑さ・寒さ・汚れ・重さ等よって働く環境が大きく左右されます。一方エレクタ製品の場合は、重たいという部分はありますが、医療機器ですのでそもそもコントロールされた環境下に設置されており、働く環境としては申し分がないです。

また、お客様からの要望が急ぎでなければ、スケジュールをある程度自分で組むこともできますし、修理や点検業務がなければ在宅で事務作業や勉強ができることも良い点です。
社員同士が相互に助け合う環境もあり、ワークライフバランスが非常に取りやすいと思います。

 

松本:今お話しされた社員間の助け合いについてもう少し具体的に教えて頂けますでしょうか?

富山様:私の所属するサービス部門の西日本は、マネージャーが50代で、メンバーはほぼ20代後半から30代で構成されています。例えば家族の体調不良で休んだり、早めに帰ったりする必要があるときなど、年齢が近いということもあり、お互いにフォローする関係があり、臨機応変に対応できています。

マネージャーもそういった部分は寛大でありながら、トラブルの時には大阪から駆けつけてくれます。リーダーも、「みんなで頑張ってやりましょうよ」という協調型のリーダーです。私のチームだけではなく、協力的で会社自体がポジティブな社風なのだと感じています。

 

松本:現在ホームオフィスで勤務されているということですが、ほかの社員とどのようにコミュニケーションを取られていますか?

富山様:週に2回、西日本のチームでWEB会議を行っています。個別では、同期とWEBでコミュニケーションを取ることがありますし、あとは出張で地方にいった時ですね。先日、九州へ出張しましたが、現地のエンジニアたちとコミュニケーションを取る機会がありました。最初は壁があるかなと心配もしましたが、実際は和気あいあいとした雰囲気でした。一方で、業務の際は、切り替えてしっかりと仕事をされており、非常にメリハリがあると感じました。

 

松本:やりがいについては、前職とエレクタ社ではどのように違いますか?

富山様:個人的には達成感が大きく違いますね。最近、エレクタに入って初めての大きなトラブルを経験しました。朝から1日かけて修理し、治療ができるところまで復旧させたことがありました。

こういった緊急のケースは前職でもあったのですが、車の場合、代車で対応可能なため、時間の制限は特に厳しくはありませんでした。しかし医療業界の場合は「いつまでに復旧しないといけない」という厳しい時間制限があり、今回間に合わせた時には達成感もひとしおでしたね。

 

松本:今後、ご自身としては、エレクタさんでどのようなキャリアを築いていきたいですか?

富山様:今はリニアックメインのエンジニアですが、今後はガンマナイフやMRリニアックの知識を習得し、担当できるようになりたいです。その後、マネージャーのポジションを目指したいと思っています。

 

松本:どういう人がエレクタ社にフィットすると思いますか?

富山様:仕事だけでなく、家族やプライベートを大切にできる方がフィットすると思います。

仕事は仕事でしっかりと効率よく終わらせて、家族との時間、プライベートの時間を大切にする。そういう方はメリハリをつけて仕事ができますし、メンバー間でお互いの事情を理解して助け合うことができる。

現在の職場の「お互い様精神」が私は素晴らしいと思っていますし、そういう方がフィットすると思いますね。

 

エレクタ富山様インタビュー2
松本:ご自身のような異業種のエンジニアで、エレクタにご興味をお持ちの方に、メッセージをお願いします。

富山様:エレクタ製品のサービスエンジニアはハード面、ソフト面両方のスキルが求められますが、両方長けている人はそこまで多くはないと思います。言い換えると、エレクタに入社して勉強し、経験を積めば両方できるスペシャリストになれると思います。両面でスキルアップを図りたい方には素晴らしい環境です。

 

松本:本日はありがとうございました。

富山様:ありがとうございました。

 

 

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