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キャリアストーリー①新卒で医療機器販売店へ (代表 井口貴博)

2020/12/06

2020/12/06

目次

ジェイシーエルコンサルティング代表の井口貴博です。

「私のキャリアストーリー ①」として、私自身の自己紹介を兼ねて、新卒で医療機器販売会社へ入社してから外資系医療機器メーカーへの入社までを書かせていただきました。

 

「第一志望のアパレル業界が全滅で医療機器代理店へ・・・」

 

新卒の就職活動では当初アパレル企業へ入社を希望しておりましたが全滅し、就職浪人を覚悟していました。そんな最中、父が当時の京都新聞の広告を見て、地元京都の医療機器販売会社である石黒医科器械を(現在の石黒メディカルシステム株式会社)勧めてくれました。正直興味は全くなかったのですが、内定のない立場上断ることができず応募したところ、社長面接1回で内定を頂きました。

 

1回の面接で内定を頂いたことにかなり驚きましたが、社長の人柄も良くアットホームな雰囲気を感じたこと、就職活動に疲れ、他に内定を頂けそうな会社もないため、入社させて頂くことになりました。

当初、医療機器というと大変難しく、医療系の学校卒の方や偏差値の良い学校の方々ばかりが集まっているイメージでした。しかし入社してみると同期は普通の専門学校や大学卒業者で、先輩社員の方もいわゆる一般的なお兄さん、おじさん、という方々でほっとしたのを覚えています。

実際に先輩との同行で病院に行ってみると、医師をはじめ、看護師や技士の方、用度課の方々から、「○○さん、この商品について教えて!、注文したいから後で寄って!」など非常に頼られている存在であったことが印象的でした。何か仕事として目指すものが見えたというか、「やらなければいけない、勉強しなければいけない」という気持ちがその時に芽生えました。

 

私は運よく、当時社内のトップセールスとして活躍されていた先輩の専属助手として、主に滋賀県の施設へ同行させていただき、仕事を一から勉強させていただきました。

先輩の仕事ぶりは素晴らしく、決定権のあるキードクターや手術室の師長さん、用度(事務)課の方から信頼されていました。特にドクターに会って商談を頂くことを一番の優先順位とされており、朝から晩まで休む間もなく病院内を回っていました。ハードワークではありましたが、医療機器業界の仕組みや顧客との関係構築手法など、「売れる営業」として知っておかなければいけないことを学ばせていただいた貴重な時期でした。

特に、その先輩は代理店営業でありながら領域によってはメーカー並みの知識を持たれ、手術の立ち合いや、ドクターへの説明をメーカーに代わって行える方でした。そういう方だからこそメーカー営業との同行も多く、メーカーとディーラーの役割の違いやオーバーラップする部分が勉強できたと思います。

 

「強烈な睡魔の中で、医療機器メーカー営業に強く憧れる。そしてある日突然電話が・・・」

とある日のこと、総合病院の血管内治療の手技に精通した放射線科のドクターへ、医療機器メーカーの営業マン、先輩と私の3名で訪問した際のことです。そのメーカー営業マンは、テーマによってはドクター以上の知識・情報を持っており、血管内治療の製品のこと、治療成績のこと、今後のトレンドなどの話をされ、話は盛り上がり2時間続きました。話の内容は製品知識のない私にはほとんど理解できず、人生で初めて立ったまま数回寝てしまいましたが・・・。

しかし、眠気に襲われ朦朧とした意識の中で、「メーカーってかっこいい!こんな人になりたい!」と強く思ったことを今でも覚えています。

そんな出来事があってから数カ月がたった後、一つ上の先輩社員が、私が憧れた医療機器メーカー営業マンが在籍する企業に転職されることになりました。私もその時、「絶対にメーカーにいつか転職するぞ!と決意しました。その後、担当施設を持ち必死で働き、失敗もしながら仕事も覚え、それなりに数字も残せるようになりました。

そして、入社2年目の終り頃だったでしょうか。1999年の1月に、転職エージェントと名乗る方から突然電話がかかってきたのです。「井口さんの噂を聞いて是非医療機器メーカーへの転職のお手伝いをさせてください」というお話で、ドキっとしたと同時にとてもうれしかったのを覚えています。今思えば同じような多くの代理店営業に電話してたんだろうな、とも思いますが。

 

元々いつか転職する決意はしていたので、とんとん拍子で話が進み、当時興味のあった血管内治療の大手企業に紹介をしてもらいました。同時に、先輩が一足先に入社し、メーカーを目指すきっかけとなった営業の方がいる会社が、東京勤務であれば面接しても良いということで、話を進めてもらいました。

同時並行で話が進み、先に先輩の在籍する会社に内定を頂き、そちらへの入社を決めエージェントの方に紹介された企業は丁重にお断りを入れました。

東京に行くということで、京都に住んでいた親から大反対されましたが、親とは喧嘩状態のまま東京に向かうことになりました。憧れの会社だったので何の迷いもありませんでした。退職日まで現職で働き、土日で引っ越しをして、翌月曜から初出勤というハードスケジュールで、ボストン・サイエンティフックに入社することになります。

 

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