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富士フイルム社は脳動脈瘤の検出を支援するコンカレントリード型の医療機器として日本初の薬事承認を取得しました

2026/07/31

2026/07/31

目次

富士フイルムは、AI技術を活用してMRA画像から脳動脈瘤の検出を支援するソフトウェアを開発し、脳動脈瘤の検出を支援するコンカレントリード型医療機器として国内で初めて薬事承認を取得しました。

医師が読影と並行してAIの解析結果を確認できる点が特徴です。

脳動脈瘤は脳血管の一部がこぶ状に膨らむ疾患で、破裂するとくも膜下出血を引き起こす可能性があります。くも膜下出血は死亡率が高く、救命できた場合でも後遺症によって日常生活に大きな影響を及ぼすことがあるため、破裂前の早期発見と適切な治療介入が重要とされています。

一方、その発見には頭部MRA検査が広く活用されています。複数の2D画像や3D画像をさまざまな角度から確認しながら微細な血管の膨らみを見つける必要があり、読影には高い専門性と時間を要します。そのため、診断精度を維持しながら読影業務の効率化を図ることが課題となっていました。

本製品最大の特徴は、医師が画像を確認するのと同時にAIの解析結果を参照できるコンカレントリード型を採用した点です。読影後に改めて解析結果を確認するセカンドリード型と比較して、読影業務の効率化にもつながることが期待されています。同社によると、脳動脈瘤の検出を支援するコンカレントリード型医療機器としては国内初の薬事承認取得となります。

AIはMRA画像を解析し、脳動脈上の長径2mm以上の疑わしい病変領域を自動検出します。MRA画像および3D画像上に候補領域を表示することで医師の読影を支援し、見落とし防止につなげます。読影試験では、本ソフトウェアの活用によって感度が10%以上向上したことも確認されています。

画像診断領域では、AIの活用が病変検出の補助にとどまらず、診療ワークフロー全体の最適化へと広がりつつあります。特に脳動脈瘤のように見落とし回避が重要な領域では、診断精度の向上と業務負荷の軽減を両立するソリューションへのニーズが高まっています。

こうした中、医師の診断を支援しながら診療プロセスへ自然に組み込まれるAIソリューションの開発がさらに進展していくことが期待されています。

富士フイルムメディカル株式会社 HP

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